長年にわたって活躍していた阪急京都線標識板使用車の数少ない生き残り、2301F4連だが、ついにその引退が発表された (ソース:レールファン阪急。 リンクフリーなためリンクしています)。
かつては全車が幕なしとして登場した2300系だが、冷房化とともに幕を装備した改造車が現れ、標識板使用車は少数となっていた。
本線系統の標識板使用車は2307Fを最後に引退し、嵐山線用の専用車となっていた2301F、2303F、2309Fの4連×3編成の計12両を残すのみとなっていた標識板使用車だが、2303Fは一足先に2005年に引退し、替わりに本線系統から幕ありの2323Fが7連から4連に減車のうえ嵐山線運用に入っていた。この2301Fの引退で京都線系統の標識板使用車は2309F4両だけになる。しかし、この2309Fについても、「レールファン阪急」に「まもなく見納めになる非表示幕車」との記述があることから、2301Fの引退と前後して引退する可能性は非常に高い。
阪急2300系、特に1960年に登場した2301Fは登場時はトランジスタによる制御で定速運転ができるという世界初の「オートカー」として登場し、翌1961年にはローレル賞を贈られたほどの名車であり(冷房化時に制御機器等を換装したため、今は界磁チョッパ制御車となっている。ちなみに回生ブレーキは登場当時から装備されていたとてもハイテクな車両だった)、技術遺産としても貴重といえ、また、現在の阪急京都線の車両の基本的な設計思想(両開き3ドア+ロングシート)を確立した車両でもあるため、ぜひとも正雀工場で保存してほしい。
最後に、精一杯活躍してくれた車両を2800系引退時と同様に拍手で送り出したいと思う。
蛇足ながら、2301Fについては全車「阪急京都線」コーナーの中に掲載していています。あわせてご覧ください。
管理人は2309Fも同時に引退するものと思い、「京都線系統から標識板使用車引退」としていましたが、2309Fについては引退時期は発表されていません(9/18現在)。また、レールファン阪急には「2309Fの引退時期についてのお問い合わせはご遠慮ください」との記述もあることから、2309Fの引退時期は今のところ、我々一般人には未定となっています。当方の勘違いで間違った情報を流してしまいました。お詫びして訂正します。9/19管理人
写真を載せておきます。左側の題をクリックすると右側に表示されます。なお、インラインフレーム非対応のブラウザでは新しいウインドゥが開くはずです。
| 桂1号線に入線 | |
| 桂停車中 | |
| 記念HM | |
| 標識板(新製?) | |
| 2301前面のアップ | |
| 1961年ローレル賞 | |
| 2301の車番札 | |
| 行灯も最後 | |
| C#8311と共に | |
| 2301(6月) | |
| 在りし日のC#2303 | |
| コンプレッサー | |
| 検査の記録 | |
| 運転席 | |
| 桂出発 |
なお、記念行事については、9/23(祝)に嵐山駅にて行われる(11~16時)そうですが、さて、どうやって嵐山駅に入線するんでしょう。もし「回」看板を出していてくれたら、ある意味粋だと思いますが、皆さんどう思われます?
また、今回の記念行事に「看板のオークション」というのがあるのが発表されているので、ひょっとして、新製した(とおもわれる)嵐山線の「嵐山-桂」の看板の古いものがオークションにかけられるのかも・・・。すべては明日見てのお楽しみということですが・・・。

・・・おまけ・・・
他線の標識板使用車。写真はC#3058@宝塚線。標識板使用車は残り少なく、上記のとおり京都線系統からなくなるのは時間の問題と思われます。この動きが神宝線にも拡大するのか、その動向が注目されます。もっとも、神宝線の車両は能勢電に譲渡されることも多いので、能勢電で活躍することも考えられます。そうなると今度は能勢電で廃車が発生することに・・・。ふくざつですね。
上のように書いていましたが、2005.09.22に阪急電鉄より、「神戸線に2006年夏に9000系1編成を増備」の旨のニュースリリースがありました。これにより、来夏以降、神宝線系統の3000系または3100系の各車に動きがありそうです。どのような動きになるのか、また、増備のペースがどのようなものになるのか、がわからない以上、推測でしかものが言えませんが、「阪急から標識板使用車が全車引退する日の到来」が現実味を帯びてきました。